エピソード集


リッチなおつまみ

1日目、名古屋駅の近くで昼食を食べた後、電車の発車時刻までの間、夜の宴会の為のお酒とおつまみを買い出しすることになりました。
(何もこんなところから重い思いをして持って行かなくても、現地で調達すればいいのに……と思った人もいたと思いますが、現地に着いてからこれが正解だったことがわかります。なにしろ那智勝浦は、夕方5時前だというのに、お土産屋さんは店を閉め、コンビニが1軒もないという淋しい町だったのです)

さて、岡田先輩の案内で、名古屋駅に隣接している高島屋の地下へ行き、お酒班とおつまみ班に分かれて、30分後に集合することにしました。
30分ってボヤボヤしていると意外とアッと言う間です。
おつまみ班の笹生先輩、のんちゃん、私の3人は和菓子売り場と洋菓子売り場をグルッっと回りましたが、自分達のイメージするおつまみがないので途方に暮れてしまいます。
おつまみと言えば、ポテトチップスとか、さきイカなんかをイメージするのですが、デパ地下には見当たりません。
10枚しか入っていないのに500円もする高級クッキーとか、1個100円のお饅頭とか、1個300円のプリン……おいしそうな物はいくらでもあるんですけど……。
好きな物を買って良いと言われているけど、公金で買うのだから、あんまり高い物はダメだよね。安くて量がある賢い買い物をしなければ! と真面目な3人は悩みました。
そうこうしているうちに集合時間が迫ってきます!電車に乗り遅れたら大変。
「もう、これでいいや!」と、お菓子の袋を3つ選んでお金を払うと、 急いで集合場所に向かいました。
3人は内心、「デパ地下でおつまみを買うなんて、私達もリッチになった ものだなぁ」としみじみ思い、「ちょっと高かったけど、たまにはいいよね」と 自分に言い聞かせていました。
そして宿での宴会が始まり、「今年のおつまみはリッチですよぉ。」と、 取り出したクッキーやチョコレート。
「いくらだったの?」と聞かれた答えは「3袋で1000円!」
うーん、これって本当にリッチなのかなぁ。。。

(このネタはみいちゃんの投稿です。)

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