湖北の城下町、長浜「盆梅展」ツアー


盆梅展会場にて。夕方ですが、陽がすっかり落ちてしまいました。
街の散策もひととおり終えて、いよいよ盆梅展会場にやってきました。
夜間は梅のライトアップがあるので、日中とは違った趣があります。
やはりまだ早春の肌寒さがありますが、梅の香がただよい、春の期待感が高まるのです。
盆梅展会場にて。
一年ぶりに盆梅たちと再会です。
ここは老梅が多く、古いものでは400年前のものもあります。 400年前と言えば、関ヶ原の合戦があった頃ですよね。
関ヶ原は地理的にも近く、戦乱の時代を生き抜いた老梅が当時の様子を語りかけてくるような錯覚に陥ります。
戦国時代の武将たちもこの梅を愛でたのでしょうね。
盆梅展会場にて。
こんなにひねくれてしまった梅。
おまけに幹が半分朽ちています。 かなりの年齢だと思います。
朽ちながらも花を咲かせ、高貴な香を漂わせる生命力に感服つかまつる。
しかし、思うに梅には寿命がないのでしょうか?
何世代にもわたって盆梅が受け継がれ、幾人もの人から愛され続けていくのですね。
盆梅展会場にて。
これがうわさの400歳の老梅です。
ちょっと暗くて見にくいかな?
決して前に立っている二人が400歳ということではないですからね。
高さは天井に届くほどです。というよりこの会場に合わせたかのように斜めになって丁度収まっている感じなのです。
おっと、この盆梅の名前が書いてありますね。
「不老」か。。。そのまんまやな。
ところで、二人とも白い袋を持っていますね。
中身はいったいなんでしょう?
まあ、たいしたものは入っておりません。
梅の香がしないのは確かです。
盆梅展会場にて。
あらためて、400歳の盆梅をクローズアップ。
関ヶ原の合戦の頃は手のひらに乗るぐらいのサイズだったでしょう。
今やこの風格です。先ほど紹介した「ひねくれ盆梅」(仮称)と同じく幹が朽ちています。
しかしながら、濃紅色の花を見事に咲かせています。
香ももちろん歴史を感じさせる高貴なものです。
よく見ると、つっかえ棒がしてあるんですよね。
この棒を取ったらボキと折れてしまいそうな危うさ。
搬入のときの緊張感が一気に伝わってきます。
想像するだけで汗がたらーっ。
「茂美志や」にて。
盆梅展の会場を出たら、ちょっと天気が怪しくなってきました。
そういえば、天気予報では「今日は一日中雨!」ということでした。
ここまで天気が持ったのも日頃の行いが良いせいだということで。勝手に納得。
事前にインターネットで調べておいたうどん屋に入りました。
名物「のっぺいうどん」。
迷うことなく、全員これを注文しました。
喫茶店にて。
大きなしいたけと、あんかけなのが特徴です。
数々の番組でも取り上げられていて立派な長浜の名物のなのですよ。
岡田:「どうだい?うまいかい?」
(何を唐突に聞くのだろうと思いつつ)
西村:「うん、おいしいよ」
(岡田さん、熱燗をチビリとやりながら)
岡田:「あんかけって、あまり好きじゃないんだよね」
西村:「。。。。^^;」
(だったら、たのまなきゃいいのに。。。)
「茂美志や」にて。
岡田:「なんか、寒天みたいだなぁ」
西村:「これ、片栗粉だよ」
岡田:「もう一回ここに来て、これをたのむかといえば、たのまないだろなぁ」
西村:「そういわれてみれば、それほどうまいものではないかもしれない。。。」
話しているうちに、なんだか「名物にうまいものなし」という言葉が浮かんできました。
これまでの人生の中、うまい!というものがどれほどあっただろうか?
「茂美志や」にて。
うまいと思い込んだものは数々あるが、はたして冷静に考えればそれほどうまかったのか?
あれだけは絶対うまいぞ!と思っていた品物が僕の中から自信無げにひとつづつ消えていくのでした。
食事も終え、小雨模様の中 ホテルに戻りました。
山本さんは、最終の新幹線で帰るということなので、それまでの間ジョニー君のショーを披露しました。
僕にもやらせて!と言うことでジョニー君を操っていただきました。 そしたらなんと、ジョニー君の扱いのうまいこと。 駅前路上のショーを凝視している彼の姿がふとオーバーラップしました。
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