3日め:帰る日



昨夜は、久しぶりに麻雀をして夜更かししてしまった。
おかげで見ての通りのさえない顔。
あっという間に今日は最終日である。
ちょっと疲れは残っているけど、今日の朝食もバイキングだ。牛乳と納豆とデザートを一緒に食べられる。
けっこう綺麗な宿泊施設で、ホテルみたいでしょう?
テンションの低い会話に花を咲かせつつ今日の予定を相談した。

明日 出勤しなければならないことを意識し始める。
今年は、カレンダーの関係で「お疲れ休み」がない。
いやいや 考えまい、何もかも忘れて今日一日を楽しもう。
気持ちを奮い立たせ 朝食を終えた。
普段のような朝の「あわただしさ」がないのがうれしい。
おじさんたちの ゆっくりした朝の風景である。
朝食が終わった後、 ロビーでゆっくりスポーツ新聞を眺めるのはなかなか良いものである。
今日は天気も良さそうだし、おもいっきり楽しむぞ。
ホテルは小高い丘の上にある。
ホテルの中庭から外を眺めると遠く眼下に海が広がっている。
千葉もけっこう良いところじゃないですか。
今回は車4台でツーリングしている。
このへんで、それぞれの車をご紹介しよう。
まず、一号車は「おじさん号」。
運転手は「おかだ」
「みぃちゃん」はおじさん号の車掌さんである。
真っ赤なインプレッサは、もえる中年の欲情を表現しているんだぜ。
思ったよりも広い室内。思ったよりもうまい運転である。
後部座席に座っておかだの運転に身をまかせているのも悪くないものだ。
二号車は「うし号」。
運転手は「どい」
レガシーは、たかあき君の好きな車らしい。
ちなみに どい Jr.はユースケ君なのでお間違いなく。
相変わらず仲のいい一家である。
三号車は「お元気ですか〜号」
セフィーロといえば、昭和の最後の年にやっていた宣伝をどうしても思い出してしまう。
井上陽水が車の窓を開け「お元気ですか〜」と一声かけるあの宣伝。
昭和天皇の具合が悪くなってからは、その部分の音声がカットされてしまった。
運転手は「やまもと陽水」 私から言わせれば「やまもと」のイメージにピッタリの車である。
四号車は「重量オーバー号」
このメンバーでは車がはちきれそうである。
初日の渋滞の話になるが、有吉は下手に横道に入って深みにはまったらしい。
敦子さんに言わせると「たけしくん」は、どんくさいらしい。
しかしながら、終始ビデオを片手に子供の映像を撮っていた彼は家族への愛情を感じさせる。
以上のようなメンバーでここまでやってきた。
最終日も元気に出発だ。


つづく