地元では「坂上田村麻呂公を中央からの侵略者・悪路王こそそれに抗した郷土の英雄」とする考えもあり複雑なようです。
その状況を暗に示しているのが山門を入ったところにある強気の立て看板。
「悪路王こそ郷土の英雄とする考えがあるが、これはおかしい。達谷に伝わる伝説では、悪路王に苦しめられる民草を救うのが大将軍なのである。昔から苦しめられる側であった民草は救う人に心を寄せ、大将軍を毘沙門天王の化身として信仰して来たのだ。」
このよう複雑な事情は、HPを作りながら判ったことです。
昔は胴体もあったという「岩面大仏」(地震で崩れ落ちた)。
源義家が前九年後三年の役で亡くなった敵味方の霊を供養するために、馬上から弓で彫りつけたらしい。。。
入口にあるしだれ桜。
その幽玄さがこの寺の縁起にふさわしく思える。


→戻る