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白川郷ではスケッチをしたり、ぶらぶら歩き回った。 縁側に腰を掛けて「田舎に帰省した男」の気分になってみたが やはり私は京都生まれ。全然実感がわいてこなかった。 この後、街道沿いにある お土産屋を見てまわった。 ウインドショッピングという表現はあたらないがそれ以外の言葉が浮かばない。 買う気もないのに土産物を手にとって色々評論する。 なんと タチの悪い客であろうか。 そうこうしている内に夕刻になったので、帰路につくことにした。 「白山スーパー林道」という有料道路を通って福井に抜ける。 とても霧が濃くてひどい天候だった。視界が悪くて先がよく見えない。 翌日のニュースで白山での遭難が報道されていた。 やはりあの時、大変な思いをしている人たちがいたのだ。 ブラウン管の中の報道にリアルなものを感じた。 |
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